ここ数年デパートなどでもオーガニックコスメが増えきましたね。

私も以前は、一部の自然派のお店や直営店などからの購入をしていましたが、最近はもっと手軽に購入ができるのでとっても楽になりました。

オーガニック化粧品を取り扱うメーカーも増えてきて、アイシャドウなどの色味も豊富になり、オーガニックらしからぬ発色のよさに驚かされます。

きっと、私を含めて最近の消費者のオーガニック・自然派思考嗜好が広まっている証拠だと思われます。

 

オーガニックコスメとは

天然由来成分を中心に配合されていて作られているコスメで、科学的成分を全く、もしくはごく少量しか使用せずに作られているコスメのことを総称しています。

本来人間がもつ自然治癒力を助け回復させる効能があり、さらには低刺激でアトピー敏感肌の方にもとっても副作用が少ないと言われています。

しかし日本には<オーガニックコスメの法定な定義>というものは存在しません。

※食品に関しては有機JASという法的基準があります。

一方、ドイツ・フランス・オーストラリアなどでは、オーガニックへの関心が高く、日本と異なりオーガニック化粧品の国家基準が存在しています。

中でもドイツはNO1と言われています。

現状日本ではオーガニック化粧品と謳っている商品の基準は個々のメーカーでの基準となっています。

 

一般の日焼け止めとオーガニック日焼け止めの違い

紫外線を浴びる量は夏の1分間と冬の5分間で同じくらいとも言われています。

まだまだ残暑は厳しいですし、その後はお出かけが気持ち良いシーズンになりますが、お肌の弱いお子様や女性たちには、長い間紫外線を浴びる機会の紫外線対策は必須です。

そこで今回はオーガニックコスメの中でも、日焼け止めクリームについてご紹介します。

一般の日焼け止めには紫外線吸収剤などが使われていて、それが強い日焼け止め効果を発揮しています。

さらにクリームの伸びやテクスチャーを良くする為に、通常は化学製品が使われています。

しかしこの一般UVクリームに含まれている紫外線吸収剤には、石油系の合成成分が使われていることが多く、これには肌本来のバリア機能を壊してしまう弊害があると言われています。

そのため長時間の使用で、逆にシミなどのトラブルの原因となることや、お子様などへの使用にはあまり向いていないとまでいわれています。

一方オーガニック成分のみでつくられたUVプロテクトはそういったものを使わずに、自然界に存在する成分のみでつくられています。

例えば紫外線吸収剤の代わりに紫外線散乱材酸化チタン、(酸化チタンに関しましては一部で発がん性の高い物質の一つと上げられているとも言われていますが、現状はデータ不足として発がん性は認められていません。)

クリームのテクスチャーをよくする為に、オリーブオイルキサンタンガムなどが使われています。

化学製品を使用せず天然成分だけにこだわってつくっている性質上、

・伸びが悪く肌が白くなる

・ぼろぼろと消しゴムのかすのようなものがでてくる

・SPFが低い

といった不具合があり、使いにくさを感じることもあります。

 

デメリットを回避して上手に使用する方法

上記に上げたデメリットの解決方法をご紹介させていただきます。

まずオーガニックコスメを使う方から多くいわれている

・伸びが悪く肌が白くなる

・ぼろぼろと消しゴムのカスのようなものがでてくる

こちらの原因は先ほどもお伝えさせていただいた『紫外線吸収剤』のかわりに使われている『紫外線散乱材の酸化チタン』です。

酸化チタンは伸びが悪く使い心地が悪いと、不評を訴えられる方が多いのが現実です。

また粘着をつける為に使われているキサンタンガムが、ぼろぼろ現れる消しゴムのカスのようなものが原因であると考えられます。

しかしこれには、一緒に保湿成分や伸びをよくするオリーブエキス等を配合することによって、かなり改善されています。

こすらないことでキサンタンガムのぽろぽろを防ぐためには、手のひらに小豆大1を出して、手のひらでのばしてからお顔につけるようにします。

手の平をこすり合わせるようにしてのばしてからお顔に塗るときはこすらないのがコツです。

ハンコを押すように手の平をお顔の広い部分から押当てていき、細かい所は指にクリームをつけて押さえるように、塗り込みます。

(写真のような手のひらに出したときクリーム色に近い色合いです。)

一度肌に塗り、時間がたってから伸ばしたり擦ると、キサンタンガムが発生し易いので、手のひらに出したらすぐにのばす事とお顔の肌の上では、伸ばすというより押当てるように塗布することで随分ぼろぼろの発生は軽減出来ます。

またこすらないというのはお肌への負担も軽減出来ますし、手のひらでのばしてから塗っているのでムラになりにくく、白くもなりにくいのです。

 

<日本限定>ヴェレダ顔・からだ用日焼け止めクリーム。アルプス高地に生息する植物「エーデルワイス」とは・・

ヴェレダ』はもともとオーガニックコスメの基準値が高く厳しいと言われているドイツのお化粧品で、現地では、薬局などでも取り扱われているポピュラーなコスメブランドです。

エーデルワイスUVプロテクト<50mL ¥2300+税・SPF33 PA++>

は『ヴェレダ』から<日本限定>で発売された顔・からだ用の日焼け止めクリームです。

こちらの特徴は

・全て天然由来成分

・石けんで落とせる

・ほんのりクリーム色でお肌をきれいにカバーしてくれてお化粧下地になる

・つけている間も保湿効果があり日焼け止め製品特有のきしみがないということです。

このUVクリームの名前にもなっているエーデルワイスとは、標高1500〜3400mのアルプス高地に生息する植物で厳しい条件下でも雪のように白く咲くとってもかわいらしい花です。

こちらのお花の成分の効果は乾燥ダメージを受けた肌をしっとりと包み込みキメを整える保湿成分が高く、お肌を引き締める効果もあると言われています。

こちらの成分がつけている間も保湿効果を発揮しているのだと思います。

その他の成分としましては

・酸化チタン・・・紫外線散乱剤(白く浮き易い)

・オリーブオイル・・・肌馴染みがよく使い心地をよくするといわれています。

・キサンタンガム・・・粘り気を出すための天然成分

他にもたくさんの成分が使われていますが、すべて自然原料だけを使い合成保存料・合成着色料・合成香料などを使用いません。

つまり医学・薬学に基づき有機栽培で作られているということです。

そのため肌にやさしく赤ちゃんから使用できると言われているので、お子さんをおもちの方には安心ですね。

 

お肌に合うオーガニックコスメを見つけよう

オーガニック化粧品に注目するきっかけは色々あるかと思いますが、主にお子さんがいらっしゃるママなどは、妊娠をきっかけにして、食べ物や身の回りのお化粧品などを無害で身体によいものを探しているうちに、それらに出会うという方も多いと思います。

デパートで売られているブランドコスメのような華美さや、独特の香り、もちろん有名な外資系のかっこよいブランドパッケージでもないため、少し地味に感じてしまうこともあるかも知れません。

しかし最近はそういったものに引けを取らないくらい色味がきれいなものや、パッケージがすてきもの、自然の癒される香りのものが増えてきて、使い心地もどんどんよくなっているように感じます。

植物由来のものは、赤ちゃんが口にいれてしまっても大丈夫!(もちろん食べちゃうことはないかと思われますが、ママのお化粧品がついてしまったり、なめちゃったりしてしまうことはあるかと思います)そういったときにも有害でないと言うのはとても安心できることかなと思います。

(もちろんそういったことが無い事が大切ですが)

ただ最初に記載したようにオーガニックコスメが増えて行く一方、日本にはまだオーガニックコスメの定義や基準がなく、一部のみ天然成分であったり、単に添加物を少なくしているだけといったのみのものもあります。

また、添加物を使用していないものは、開封してからの期限がとても短いことや、天然由来の成分を使用はしているのですが、その成分の効能がストレートな分、逆にアレルギーなどをお持ちの方は反応してしまうこともあります。(私もありました・・)

そのため、オーガニックだからすべて安全、副作用がないということでなく、実際に試してみてご自分のお肌と向き合いながら使用を考えて行くことが重要です。

思えばそれはどんなお化粧品でも同じです。

できればお肌や環境に優しいものをつかっていけたらいいですよね。

 

エーデルワイスUVプロテクト<50mL ¥2300+税・SPF33 PA++>

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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価格:2484円(税込、送料別) (2017/9/6時点)

 

 

 

<参考文献>

http://www.sankatitan.org/sankatitan/2014.6ansen.pdf