子ども達が夢中になって遊ぶ「粘土」。
手指を動かし、想像力を働かせる育脳としても注目の玩具です。
しかし粘土は誤飲の不安などがあるのも事実。
最近主流になってきている小麦粘土は万が一口に入れても安心、と思われがちですが、添加物は決してゼロではなく、小麦アレルギーの子ども達にとっては遊ぶのが難しい粘土です。
もっと楽しく安心して遊ぶために、オーガニック材料を使って親子で粘土を手作りしてみましょう!
粘土に含まれる添加物
一度渡すと何時間も遊び続ける子がいるくらい、粘土は昔から人気の玩具の一つ。
子どもにとって粘土は、触れているだけでもその質感や形が変わる姿が面白く、3歳を過ぎれば物に見立てて作るようになっていきます。
遊び方の幅は広く、創ったものを使いおままごとが始まることも。
自分の力で物を創ろうという意欲や自主性はもちろん、想像力や時に協調性をも育てる遊び道具なのです。
親としてはもちろん手に取らせたい粘土ですが、一般に販売されている粘土には、保存材や防カビ剤・防腐剤、合成糊などが使用されているものも多くあります。
近年人気の「小麦粘土」は、従来の油粘土や紙粘土と違い、小麦を原材料としているため安心と思われがちですが、こちらも防腐剤などの薬品が含まれている物が見られます。
また、小麦アレルギーを持つ子ども達には手に取ることが難しい物でもあるという一面も。
そこで今回は、そんな子どもたちでも安心して楽しめる、親子で作って遊べる手作り粘土をご紹介します。
親子で作ろう、手作り「米粉粘土」
手軽に作れる「米粉粘土」はアレルギーの心配もなく、小麦粘土に近い形状となっています。
[材料]
米粉:1カップ(200cc)
水:1/3カップ(60〜70cc)
塩:小さじ1
オリーブオイル…少々
オリーブオイルで艶を出し、塩は防腐剤の代わりとして入れます。
後は全てを1つのボウルに入れて、こねていくだけ。ゆるくなりすぎないよう、水は少しずつ加えていくのがオススメです。
こねる時には是非お子さんと一緒に作業してみてください。自分で粘土を作るということ自体が1つの遊びとなり達成感を味わうことが出来、粉に水を加えることで形状が変化するのを見て触れることで楽しみながら五感を刺激していきます。
色をつけたい場合には、野菜ジュースを使うのも◎。少しトマトジュースを加えるだけで、綺麗な赤色粘土が出来ますよ。
質感を楽しむ「寒天粘土」にも注目
米粉粘土に加えて注目したい安心粘土が「寒天」を原料としたもの。
ぷるぷるとした質感で、粘土特有のニオイがなく、机にも着きにくいため汚れにくいといわれています。
アレルギーの心配がなく、またすぐに乾かないという特性があるため、長く工作が出来るのも特徴です。
こちらも米粉粘土同様に原料は全て食材から作ることが可能ですが、市販の寒天粉に水を加えるだけではゼリー状になり、粘土のように形が作れない物が多いようです。
最近では天然由来の食物繊維などを加えて製造された寒天粘土も販売されており、こちらは通常の粘土のように形を作り遊ぶことが出来るため、是非一度試してみてくださいね。
オーガニックにこだわるママさんなら、玩具を手作りするのも1つの方法。
こだわりの材料を揃えてお子さんと一緒に作っていくことで、安心と楽しみが2倍に増えるはずですよ。
アレルギーっ子でも使える粘土
ボーネルンド 寒天粘土
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<参考>
・保育のお仕事「小麦ねんどをつくろう!子どもの想像力・感性を育てる遊びのアイデア」https://hoiku-shigoto.com/report/news/clay-of-flour/
・ボーネルンド「かんてんネンドStudio」
http://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gNS001/