私たちを悩ます花粉症の時期がやってきました。

朝起きた瞬間から寝ている間まで24時間休みなく私たちを苦しめる花粉。私も10年間ほど、年が明けると同時に抗アレルギー剤を飲み始め、何カ月も飲み続ける日々を送っていました。

しかし、薬に頼るのはよくない、と思うようになって、昨年から薬に頼らない生活をしています。

ぜひ皆さんも自然の力を借りてこの時期を乗り切ってほしいので、今回は「花粉症」についてお話させていただきます。

 

花粉症の原因とは?東洋医学的に考えてみましょう

東洋医学では、「肺」は「皮膚」「気管」「鼻」「大腸」とつながっていると考えられています。

「衛気」というものが体表面に存在し、外から風邪や花粉が侵入しないように守ってくれているのですが、ストレスや免疫力の低下により、衛気が弱ってしまうと、花粉や風邪などの外邪が鼻や皮膚から体内に入り込み、鼻水が出る、また呼吸によって外邪が入り込み、喉の気管に刺激を与えてしまい、痛みや痒みを生じさせると考えられています。

そしてその結果、肺や大腸の機能を弱めてしまいます。つまり花粉症に勝てる体を作ることを考えると、「」や「大腸」の機能を整えたり、「衛気」の機能を低下させないよう免疫力を高められれば、「皮膚」「気管」の機能も向上させ、花粉を撃退できるということです。

また「」の機能が弱まってしまうと、免疫機能が低下してしまい、排泄機能も低下して、体内に余分な水分が溜まってしまい、鼻水やむくみの症状が現れると言われているので、余分な水分を外に出すようにすることも大切です。

では、私が去年飲んで救われたものや今年新たに取り入れている食材をご紹介します。

 

花粉症に効果があると言われている食べ物とは?

①ケフィアヨーグルト

ケフィアヨーグルトとは、乳酸菌のみで作られる通常のヨーグルトとは違い、数種類の乳酸菌と酵母が含まれているものです。

その乳酸菌や酵母は腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制してくれます。

免疫細胞の約7割が腸で作られているため、腸内環境が悪いと、免疫機能も低下してしまうので、ケフィアヨーグルトを毎日食べることで、徐々に腸内環境が整っていくと思いますし、家庭で作れるので、コスパもよく続けやすいですよ!

 

 

②甘酒

甘酒は、米麹を原料とした自然な甘みを持つ飲み物ですが、様々な効能があると言われており、美肌効果アンチエイジング効果も期待できると言われています。

また甘酒には食物繊維オリゴ糖も豊富に含まれていて、腸内環境を整えてくれます。

米麹を購入すれば、ご自宅で作ることも出来るので、毎日継続して飲んでいただきたいドリンクです。

 

 

 

③南蛮毛

これは薬膳料理などで使われる生薬で「なんばんげ」と読みます。実は普段捨ててしまうとうもろこしのひげの部分です。

南蛮毛にはカリウムが豊富に含まれているので、利尿作用があり、食物繊維も豊富なので、便通にも良い影響を与えてくれると言われていますので、穏やかなデトックス効果が期待できます。

ご飯を炊くときに、南蛮毛を入れて炊くと、おいしい生薬ご飯が出来上がります!

 

 

④レンコンパウダー

レンコンには、ねばねば成分のムチンというものが含まれていて、目・鼻・喉などの粘膜を強くしてくれる作用があると言われています。

ただ毎日レンコンを食べるのは難しいですよね?そんな方にレンコンパウダーがおススメです。

レンコンパウダーを一日大匙1程度摂取します。粘り気があるので、スープなどに入れると程よくとろみがついていつものスープもさらにおいしくなって一石二鳥です!

 

 

⑤ネトルティー

ネトルとはセイヨウイラクサとも呼ばれているハーブで、緑茶のような香りがして飲みやすいハーブです。

ネトルはカリウムを豊富に含むため、体内の水分を排出してくれると言われており、またネトルにはフラボノイドの一種である「ケルセチン」が含まれていて、それがヒスタミンを抑制してくれるので、目のかゆみや鼻水などの症状緩和にいいと言われています。

 

 

⑥菊芋

菊芋は、ジャガイモのような生姜のような形をしていますが、キク科ひまわり属の多年草です。菊芋は成分の約6割をイヌリンが占めています。

イヌリンは、大腸に到達すると、ビフィズス菌などの善玉菌のえさになり、悪玉菌を減らしてくれるということです。

善玉菌が増えると、腸内環境が整い、便秘などの解消も期待できます。

 

 

近年では花粉症を発症するお子さんも増えてきています。

花粉症は腸内環境を整えることが大切でので、薬に頼らず、ぜひ食べ物で対策してみてください。

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