世界中でプラスチックフリーの動きがあることは、最近の日本のニュースにも取り上げられているので、ご存知の方も増えていると思います。

プラスチックゴミが海洋汚染へと繋がっていることから、プラスチックフリーは環境保全活動として進められています。オーストラリアでは小売店でのプラスチックバックが有料になり、無償で提供すれば罰金問題になったり、アメリカでもプラスチックストローが禁止になった州もでてきましたね。

 

プラスチックがもたらす影響とは?

awareness, food, and danger image

プラスチックはポイ捨てに限らず、分別されてごみ収集された後も問題になる時があります。日本のように燃焼される処理だけでなく、ヨーロッパやアメリカなどではゴミを土の中に埋め立てることがあります。人工的に石油から作られたプラスチックは微生物などによって完全に分解されず、直径が約5から10mmほどの「マイクロプラスチック」と呼ばれる小さな粒子になります。これが海に流れ出し魚たちが食べ、結果的に私たち人間がプラスチックを食べていることにもなってしまうなんて恐ろしいですね。

 

今回はアメリカの中でも、オーガニックやローカル文化を大切にする全米で、住みたい場所ナンバーワンにもなるポートランド周辺のスーパーマーケットの様子をお伝えします。

Albertsons

O organicというオーガニック自社ブランドを展開しながら全米で400以上の店舗を持つスーパー。

マルシェのように、野菜や果物が小分けのプラスチック容器に入っていないのは、スーパーでも当たり前の様子になっています。

量り売りのコーナーには、ヒマラヤソルトなどの塩や、Beeswax(ミツロウ)まであります。自分でコスメを作る方などにも重宝されそうです。

New seasons market

ポートランドあたりに数十店舗ほど展開しているハイエンド向け、かつローカルを意識するオーガニックスーパー。

Bulk Foods(量り売り)は、豆から穀物、スパイスなど多岐に渡ります。

オーガニックのほうれん草などがサラダビュッフェのようにバルク売りされています。日本では、プラスチックの袋で包装されていない野菜は少ないですよね。

WHOLE FOODS

みんな大好きなホールフーズですが、オレゴン州のとなりのアイダホ州の店舗は、写真に収まりきらないほどの大きさです。

こちらも野菜はプラスチックの袋に入れずに、丁寧に並べられています。乾燥しないように上からミストの蒸気が出ています。

Fred Meyer

こちら圧巻のバルク売り。なんでも揃うFred Meyerです。

コーヒー豆や紅茶、ハーブティもオーガニック認証付きで、選ぶのに悩んでしまうバリエーションの多さでした。

Bob’s Red Mill

日本にも一部上陸している大手穀物メーカーのBob’s Red Millさんの工場見学に伺いました。

店頭の売場では、グルテンフリー穀物やロシア人が大好きなカーシャなど、日本ではまだ珍しいものまで豊富にバルク売りコーナーに用意されています。

他にもTrader’s Joeなど全てがバルク売りを採用していました。これによって、プラスチックの使用量が減るというだけでなく、包装や容器のコストや人件費も削減されるので、私たちに還元されますよね。

 

まとめ

今回はアメリカのレポートでしたが、ヨーロッパでも、ドイツのミュンハワイで話題のお店OHNE(オーネ)では、量り売りに持参または店頭で購入するガラス瓶を利用して、プラスチックに限らず紙をはじめゴミゼロ(ゼロ・ウェイスト)を進めるなど、世界中で環境保全のための取り組みが進められています。

日本でも、プラスチックフリーはもとより、ゴミゼロも広がり、環境に優しい未来が訪れることが楽しみです!

まずはオーガニックエコバック習慣を付けましょう♪

 

ViOオススメのオーガニックエコバック

・パタゴニア

環境に配慮したオーガニックコットン製品が充実しているパタゴニア。エコバックは2サイズから選べます。