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食品のオーガニックを日本で見分けるには「有機JASマーク」で基本的に判断できますが、少しややこしいのが酒類!!国税庁管轄のため農水省管轄の有機JASマーク対象外です。

日本で作られるオーガニックアルコールには「有機農産物加工酒類」などといった表記で説明されています。

オーガニックと謳っていても、原料が有機なだけで加工段階で香料などを使用していることがあり、酸化防止剤以外は表示義務がないのが現状ですのでしっかりと見分ける必要があります。

 

オーガニックワインの種類とは?

①オーガニック/ビオ/ビオロジック

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オーガニックワインは化学肥料を使わず有機栽培されたぶどうを原料に有機認定を受けた醸造所で作られ、オーガニック認証がついたワインのことを示します。ヨーロッパEUのユーロリーフのオーガニック認証がついていることが多いです。オーガニックはフランス語でビオなので、ビオワインともよく言われます。

ぶどうの栽培→オーガニック

発酵→人為的または天然酵母

着色料、色素安定剤→使用不可

調味料(合成タンニン)→使用不可

香料→使用不可

酸化防止剤→使用可(二酸化硫黄)

加熱殺菌や濾過→使用可

 

②ビオディナミ

オーガニック認証以外にもシュタイナーのデメター認証があったり、ぶどうの栽培についてもビオディナミ(バイオダイナミック)農法と呼ばれる自然栽培があります。宇宙や月の満ち欠けのリズムを意識したブドウの栽培が大きな特徴で、オーガニックよりも魅力を感じるファンも少なくありません。

ぶどうの栽培→ビオディナミ

発酵→人為または天然酵母

着色料、色素安定剤→使用不可

調味料(合成タンニン)→使用不可

香料→使用不可

酸化防止剤→使用可(二酸化硫黄)

加熱殺菌や濾過→使用可

 

③ヴァン・ナチュール

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化学肥料や除草剤を使わず、有機栽培で育てられたぶどうを自然酵母(野生酵母)で発酵させ、亜硫酸塩など酸化防止剤を使用しないことが多いワインを、自然派ワインという意味でヴァン・ナチュールと呼びます。認証がないので第三者のチェックがないのがネックであり、ワインの造り方も生産者で十人十色ですが、日本でもナチュールワインを揃えたレストランなど人気があります。

ぶどうの栽培→無農薬・無化学肥料など

発酵→人為または天然酵母

着色料、色素安定剤→使用不可

調味料(合成タンニン)→使用不可

香料→使用不可

酸化防止剤→使用不可

加熱殺菌や濾過→使用可

 

④リュットレゾネ

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除草剤や殺虫剤、化学肥料の使用を抑えた減農薬栽培のぶどうを使用したワインをリュットレゾネワインと呼びます。サステイナブルな農業を志すぶどう農家も増えています。

ぶどうの栽培→減農薬

着色料、色素安定剤→生産者次第

調味料(合成タンニン)→生産者次第

香料→生産者次第

酸化防止剤→使用可

加熱殺菌や濾過→使用可

 

ワインは伝統的な樽ではなくステンレス樽での醸造も増えてきています。ワインはオーガニック認証だけでなく、野生酵母や無濾過、無清澄、補糖や補酸の有無など生産者がこだわりを提示していることもあるのでぜひワイナリーで色んな話をしながら自分が好きなワインに出会えるといいですね!

最近ではオーガニック認証だけでなくヴィーガン認証もついたヴィーガンワインもあります。ぶどうの醸造で動物性のものは入らない気がしますが、動物由来の酵母であったり、精澄のコラージュに卵白が使われる時があるので卵アレルギーの方なども安心して飲めます。

 

オススメのオーガニックアルコール飲料

<デイリー用>

・ヴィニウス オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー 赤

人気の高まっている南フランスワインのフルボディの赤ワインは価格がおさえられながらも、飲みごたえがあります。

 

・グランザルブル 白

甘くない辛口の白を求めている方におススメしたいです。

・クレマン・ダルザス アルベール・マン エクストラブリュット スパークリング

エクストラブリュット(超辛口)なので料理を邪魔しない乾杯後も楽しめるスパークリングです。

 

<パーティー用>

・カイロル 赤

オーガニックワイン輸入専門のマヴィさんは全ての生産工程を明らかにしており、天然酵母使用、酸化防止剤は二酸化硫黄を用いておりメタ重亜硫酸カリウムは使用していません。その他の添加物も不使用です。

フィアーノ・プーリア IGP・ビオロジコ [2017] / プーリア州 ロズィト 白

 

南イタリアのオーガニック認証の白ワインは、ギフトボックス付きのワインはプレゼントや手土産にも少し格が上がりますね。

 

・アストリア-プロセッコ-トレヴィゾオーガニック-ガッジャンドレ スパークリング

DOCの格付け付のイタリア産スパークリングワインです。

 

 

最後に

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国産の有機アルコールではワイナリーまで行くことも可能ですが、ヨーロッパの生産者まで足を運ぶことは少し大変ですね。詳しい説明をしてくれるオーガニック種類のインポーターさんも多くいるのでそういう方に試飲イベントなどで出会えることもあるのでぜひ美味しいワインやビール、お酒を求めて話をしてみてはいかがでしょうか?