お料理やお菓子作りに欠かせないお砂糖。
皆さんはどのように選んでいますか?
お砂糖と言えばカロリーが高い、太りそう・・・と懸念している方も多いと思います。
そんな消費者のニーズをいかし流行したのはカロリーゼロ商品。
しかしカロリーゼロ商品には甘さを感じさせるために「人工甘味料」が入っている場合があるのです。
また、お子さんが好まれるようなジュースやお菓子に使用されていることが多々あります。
人工甘味料の影響とは?
人工甘味料とは、天然には存在せず人工的に作られた甘味料です。
代表的なものは、「アスパルテーム」「スクラロース」「サッカリン」などで、ショ糖の数百倍の甘さがあり、清涼飲料水・菓子類などによく含まれています。
サッカリンは一時「発がん性物質」を疑われ一時使用禁止になったそうですが、純度が高まり再び使用可能となったそうです。
また、アスパムテールは「アレルギー」を引き起こすともいわれているそうです。
過去には、人体に影響を及ぼすとして使用禁止になった人工甘味料もあります。
砂糖の選び方
砂糖には様々な種類があります。
砂糖の原料はさとうきび(甘蔗)とビート(甜菜糖)に分かれ、それらを様々な製法で上白糖や三温糖にしていきます。
この過程で、添加物を使用する場合があるので要注意です。
では、それぞれの製法や特徴を見ていきましょう。
さとうきびを原料にした物
以下の4つに分かれます。(★で安全度を表しました)
1.含蜜糖(黒糖)★★★
さとうきびの絞り汁を加熱して濃縮したもので糖蜜を含みます。ミネラルやカルシウムが豊富でさとうきび本来のコクと香りを味わえます。
また、黒糖の粒子を細かくしてから麻布でこし、糖蜜を取り除くと和三盆になります。
手間がかかった和三盆。高級な理由がわかりますね。
2.粗糖(赤ザラ糖)★★★
含蜜糖を遠心分離器にかけて分蜜させてから結晶化した物です。
ミネラル、カルシウムも残り料理にも使いやすです。
この粗糖を使いやすく加工したものが洗双糖、素精糖、きび砂糖、天糖太陽などの商品です。
3.ザラメ糖★
粗糖をさらに分蜜し、骨炭ろ過やイオン交換膜などで脱色し、重度を高めて結晶化したものです。結晶の粗い物が白双糖、細かいものがグラニュー糖です。
4,車糖★
ザラメ糖よりも結晶の小さいもので、上白糖や三温糖などがあります。
栄養価の差はほとんどなく、カラメル色素で着色した三温糖もあるので要注意です。
ビートを原料にした物
ビートから砂糖を作る方法は、ビートを細長く切断し70度の温水で糖分を抽出します。抽出液には糖以外の不純物を多く含んでいるため、非糖分の有機酸を炭酸カルシウムで吸着し除去します。
残りの非糖分をイオン交換膜で除去すると純度の高い液糖ができます。
含蜜糖の状態で製品化されたものをてんさい糖、てんさい含蜜糖と言い、分蜜してから骨炭で脱色したものを上白糖やグラニュー糖と言います。
※炭酸カルシウムや骨炭は食品添加物ですが加工助剤なので製品には表示されません。
このように比較してみると、
さとうきびを原料にした加工していない含蜜糖が一番安全だと考えます。
また、マクロビオティックの観点では、血糖値をあげない身体への吸収が穏やかな甜菜糖を推奨しているそうです。
ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
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