日本の教育現場にも、世界の「モンテッソーリ教育」や「レッジョエミリア教育」、「国際バカロレア」などなど様々な思想や教育方法が入ってきていますね。

今回は日本でも実践する学校も増えている「シュタイナー教育」について紹介します。

 

シュタイナー教育の歴史

「シュタイナー教育」は、1861年オーストリア生まれのルドルフ・シュタイナーによって1919年にドイツでヴァルドルフ学校が設立されたことが始まりとされています。

シュタイナー教育では、人間は4つの構成体(物質体、生命体、感情体、自我)によって成り立っていることや、各個人は4つの気質(胆汁質、憂鬱質、粘液質、多血質)があるのでそれに応じて対応すること、人生は7年ごとに節目が訪れる七年周期説などに基づいて進められます。

教育理念などは少し難しいと感じる方が多いと思いますが、学校での具体的な様子を見ると違いがわかります。

 

シュタイナー教育法

幼稚園では異なる年齢の縦割りクラス、小中学校では8年間の持ち上がり制の一貫教育体制で8年間同じ担任の先生が担当します。

授業では水彩画や自然素材を使った工作、様々な形や色彩豊かな芸術感覚を付けさせます。

点数をつけるテストなどはなく、教科書も使いません。

エポック授業と呼ばれるものでは、ある教科を一つ選んで数週間続けます。

いろんな教科を与えられるのではなく、一つの教科に集中して知識を深める、「自由」に学ぶという考えです。

食事は有機食材を用いたり、添加物を使わないなど徹底しているのでそこを好むお母さんたちも多いです。

また、テレビやゲームなどのデジタルなものには低学年は触れさせません。

日本でシュタイナーの教育理念に基づいた幼稚園や小中学校、高校などはそれぞれ特徴のある活動をしていたり、文科省の認可校もあるので、お子さんを入れたいと思う学校に出会うために見学や体験に行ってみてはいかがでしょうか。

 

デメター認証について

日本でオーガニックの有機農産物や加工品など、オーガニック食品に付けられるマークは「有機JASマーク」ですね。

世界には様々なオーガニックの認証団体がありますが、demeter(デメター)のマークを見たことはありますか?

これはルドルフ・シュタイナーが1920年に提唱した「バイオダイナミック農法」を取り入れたものに付く認証マークです。

バイオダイナミック農法は、化学肥料や農薬を一切使わないだけでなく、鉱物や動植物など天然成分を調合した肥料を使い、天体の運行などで種を播く時期や収穫時期を決めるなど、 宇宙の自然のリズムに即した農法です。

ある意味オーガニック農法よりも厳しく、スピリチュアルであると捉える方も多いです。

 

デメター認証が付いたおススメ商品

demeter認証はヨーロッパ中心にファンが多いです。

日本にも食べ物やお酒、コスメなどにマークが付いたものか輸入されてきています。

・ゾネントア ハーブティ

バイオダイナミック農法で育てられたハーブを使った人気のハーブティです。

妊婦さんも飲めるカフェインレスタイプなのも嬉しいですね。

ゾネントアは1988年にオーストリア・チロル地方で設立して以来世界中の人たちに愛されています。

健康的な生き方を提唱したヒルデガルト・フォン・ビンゲンのメディカルハーブのレシピを取り入れたヒルデガルトシリーズも人気があります。

・ホレ ベビーフード

デメター認証、有機JAS認証付きのオーガニックベビーフードです。

野菜と水だけで無添加で作ってあり、グルテンフリー、ラクトースフリー対応でもあります。

Holle(ホレ)社はオーガニック粉ミルクと離乳食などを70年以上販売しているスイスの老舗ベビーフードメーカーです。

 

シュタイナー教育をおうちで始めてみませんか?