女性の二人に一人は悩まされているという生理痛。

産後に体質が変わって生理痛からくる頭痛・吐き気・腹痛・腰痛などの生理トラブルが酷くなったと悩むママさんもいらっしゃいます。

育児をしながらご自身の体調不良はとてもつらいことですよね。

さらに、生理痛を理由に育児を休むことは難しく、薬を飲んで我慢してしまう方が多いのではないでしょうか。

そんな生理トラブルが、少しでも緩和したら嬉しいですよね。

食べ物や飲み物、ツボなどでも改善方法はあるそうですがまずは原因を知ること!

自律神経の乱れやストレスなど生理トラブルの原因はいくつかあるかと思いますが、生理ナプキンの化学物質の影響も考えられるのです。

今回は生理ナプキンがもたらす影響と、布ナプキンの効果や使い方、おすすめの商品をご紹介いたします。

 

経皮吸収について

経皮吸収”と言う言葉をご存知でしょうか?

実は人間の身体は胃袋だけでなく皮膚からもあらゆるものが毎日吸収されています。

皮膚を通して体内に成分が吸収される事を<経皮吸収>といいます。

皮膚は網目状の様になっていてその編み目より分子が小さい成分は体内に通される様になっています。

例えばヒアルロン酸のようにお肌に良い成分であっても皮膚の編み目よりも大きいと皮膚を通して吸収はせず、逆に身体に有害なものでも分子が皮膚の編み目よりも細かいと吸収してしまうのです。

しかも経口吸収は90%体外へ排出されるのですが、経皮吸収は90%体内に残ると言われています。

体内に残った有害成分は脂肪分に蓄積され、脳や肝臓、男性だと前立腺、女性では乳房や子宮まで運ばれ、免疫力の低下や臓器の機能障害、やがてはガンや不妊、産まれてくる赤ちゃんの発達障害などにつながるといわれています。

 

市販の生理用ナプキンの身体への影響

経皮吸収で有害物質を吸収してしまうということにおいて、生理用ナプキンも例外ではありません。

あまり知られていませんが、生理用ナプキンの原料は、石油系素材や不織布。

また経血を吸収するための高分子吸収剤やポリマー、経血の香りをごまかす為の香料など多くの化学製品がはいっています。

これらの成分は実は安全性が確立されていないのです。

さらにこれらの有害な成分は分子が小さく皮膚を通して体内に吸収されてしまうという恐れがあります。

私たちの皮膚は角質層の薄いところ程吸収されやすいといわれています。

皮膚が厚いかかとは約0.14倍、手のひらは0.83倍なのに比べ、背中は17倍、性器に至っては42倍と身体の中で一番経皮吸収をする部位と言われています。

(こちらは腕の内側を1倍とした場合の吸収倍率です。)

生理用ナプキンは経皮吸収しやすいデリケート部位に繰り返し使用する事によって女性の身体に有害物質が蓄積されてしまうと言われています。

 

布ナプキンを使って嬉しい身体の変化とは

紙ナプキンの身体に及ぼす影響をお伝えしましたがこちらでは布ナプキンの効果をご紹介させて頂きたいと思います。

・生理痛の原因を減らす

通常の紙ナプキンに含まれる石油素材は毒素や異物が多い為、痛みの原因となる子宮収縮をすすませると言われています。

一方天然素材のみでつくられている布ナプキンにはこの有害成分は含まれていないため、子宮収縮が起こりにくく生理痛が緩和すると言われています。

・冷え対策

紙ナプキンに含まれている高分子吸収剤ポリマーは水分を含むと吸収しジェリー状になるのですが、ジェリー状になった高分子吸収剤ポリマーは皮膚に触れるとひんやりし身体を冷やす原因となります。

一方布ナプキンの場合この高分子吸収剤ポリマーは含まれておりません。

肌に当たる部分は布である為、洋服のように温かいので下腹部の冷えが改善されると言われています。

・ムレ、かぶれ、かゆみが起こらない

紙ナプキンに含まれる不織布はビニール素材の為通気性が悪く、湿気がたまりムレが起こり易い環境となります。

ムレが続く状態を繰り返すとその部分の皮膚が敏感になりかゆみやかぶれの原因となってしまいます。一方布ナプキンはコットンで出来ているため、湿気を逃がしムレにくいと言われています。

・ニオイの改善

生理中のニオイが気になるという女性が9割居るそうですが、実は経血は無臭であると言われています。

紙ナプキンには上記のように湿気がこもり不衛生な状況が続く為、雑菌が繁殖してしまいニオイの原因となります。

また経血と化学物質が混ざり合うこともニオイの原因となると言われています。

一方布ナプキンは、ムレにくい為ムレによるニオイの発生はしにくく、天然素材で出来ている為経血と化学物質が混ざり合って発生するニオイに関してももちろんありません。

・身体の合図をキャッチ出来る

悪玉コレステロールを増やすといわれているトランス脂肪酸が多い食べ物(マーガリンや洋菓子、インスタント食品、ファーストフードなど)を多く食べているとどろっとした経血になると言われています。

一方タマネギやニラ、腎臓を整えると言われている黒ごま、のり、ひじき、またイワシやサバなどの青魚は血液をサラサラにすると言われています。

こういった身体を巡る血液がサラサラかドロドロかというのは排出される経血にきちんと現れています。

布ナプキンは毎日自分で洗う為、付着している血液の様子から自分の身体の状態がキャッチできるため、体調を知る事が出来ると言われています。

他にも洗って繰り返し使えるのでゴミがでなくて経済的、デザインが豊富で可愛いので選ぶ楽しみが増える、使用していると月経をコントロールできるようになり月経が減るというメリットがあります。

 

実際に布ナプキンを利用するには・・

布ナプキンは通常の紙ナプキンと同様に<軽い日用>や<夜用>などそれぞれパットの大きさや、多い日には重ねて使用するなど日によって使用方法や使うナプキンの形が異なります。

初心者の方はメイドインアースの基本8点セットのようにいくつかのかたちのものがセットになっているものが、便利です。

 

・メイドインアース 基本8点セット

 

・ヒエトリパット シルク入りオーガニック

いきなり全部を布ナプキンに変える事に抵抗があり続けられるか分からない、お試ししたいなどの方には、デザインの可愛いこちらから始めてみるのもオススメです。

 

・メイドインアース ウォッシュヘルパー

億劫に感じる洗濯については重曹での洗濯がとても楽です。

ぬるま湯(40度以下)1リットルに対し約小さじ1杯分の重層を溶かし、布ナプキンを2~3時間程度浸しておけば汚れは落ち、後はすすいで干すだけといった簡単な方法となります。これなら手間もかからず何より環境にもよいですね。

せっかく身体に良い素材で製法されている布ナプキンなので合成洗剤などではなく同じく身体や環境に優しい成分でお洗濯できるとよいですね。

 

布ナプキンはハードルが高いという方は100%天然コットンでできた生理ナプキンがおすすめ。

量の多いときは生理ナプキン、減ってきたら布ナプキンと使い分けても良いと思います。

 

・ナトラケア

イギリスでスタートした今話題のオーガニックコットンと自然素材で作る生理用品。

”農薬フリー、完全塩素フリー、高分子吸収フリー、プラスチックフリー、香料フリー、添加物フリー”

通気性の良さと優しい肌触り、生理用品によるトラブルを未然に防ぐことを目指して。

生理期間中のムレ、かゆみ、冷えなど、 デリケートゾーンにまつわるさまざまな悩みを防ぎます。

<多い日〜夜用6個セット>

 

 

<ふつうの日1個セット>

 

 

<多い日〜夜用4個セット>

 

<多い日〜夜用2個セット>

 

<多い日〜夜用1個セット>

 

<おりもの専用シート>

 

・ナチュラムーン

高分子吸収フリーで表面はコットン100%。

 

 

 

 

<参考文献>

http://love-theearth.com/necessities/necessities09/