棗をご存じですか?
棗と書いて「なつめ」と読みます。
火鍋には必ず入っている赤黒くて固そうな実です。
火鍋に入っていても、食べられるものには見えないので、残す方のほうが多いと思うのですが、それはもったいない!
棗には気を巡らせる効果が期待できる他に、女性にとって良い効果がたくさんあります。
棗とは?
棗の原産地はアジア~西アジアで、紀元前から棗は栽培されていたと考えられているとても歴史のある植物で、中国では「棗を1日3つ食べると老いない」と言われていて、現在でも薬膳料理に使われています。
日本でも棗の果実を乾燥させたものを「大棗」と呼び漢方薬にも使われています。
棗と間違えやすいもので、デーツというものがあります。
デーツは中近東原産でナツメヤシとも呼ばれているので名前も見た目も似ているのですが、棗のほうが味はさっぱりしていて、デーツはねっとりしているのが特徴です。
デーツにも栄養がたくさん含まれていますが、棗とは違うものなので間違えないようにしてくださいね。
ママにお勧めの理由・葉酸を含む棗
まずは栄養素のお話をします。
棗は、カルシウム・カリウム・マグネシウム・亜鉛・鉄分・葉酸など、体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
カルシウム・マグネシウムはイライラを鎮める作用があり、葉酸は妊娠中に大切なのは既にご存知かもしれませんが、子育て中にも必要な栄養素です。
葉酸は赤血球を作るために欠かせない成分ですので、葉酸が不足すると血液が不足してしまい、貧血はもちろん、血液からできている母乳の出が悪くなり、血の不足で元気に動けないなどのトラブルを引き起こしてしまいます。
亜鉛・鉄分が不足すると、肌のくすみや肌荒れ、肌の弾力がなくなったりし、肌以外では肩こり、冷え性、思考能力の低下など、輝きたいママにとってマイナスなことがたくさん起こってしまいます。
鉄分を多く含む果物ではプルーンが有名ですが、棗が含む鉄分の量はなんとプルーンの1.5倍です!
また注目すべき栄養素は「パントテン酸」です。
この成分は、副腎皮質ホルモンの合成を助け、ストレスに強くしてくれるといいます。
さて次は東洋医学的に考えてみましょう。
人の生命活動は「気」「血」「水」から成り立っていますが、棗はその中でも「気」「血」を補い、体を温めてくれる温性の性質を持つので、体を温めてくれます。
気を補ってくれるということは、免疫力を高めて、風邪をひきにくくしてくれ、また血を補うということは、全身に栄養と潤いを与えて精神を安定させてくれます。
以上のことから、妊娠中や子育て中の方には必要な栄養素がたっぷり含まれていて、東洋医学の観点から見ても女性に欠かせない要素を含んでいるということが分かりますね。
棗の食べ方
棗はそのまま召し上がっていただいてももちろん大丈夫です!
そのまま食べるので無添加・オーガニックのものをオススメします。
私はおやつ代わりに毎日食べています。味に少しクセがあるので、
苦手な方には、棗ティーをお勧めします。
棗をカップにいれ、お湯を注ぐだけ!とても簡単ですよね。
ほんのり甘い香りがします。他には、水で戻したドライ棗をはちみつ・水・ラム酒でつける方法もあります。
そうすると、ナツメ酒として飲むことが可能になります。お酒が好きだけど、体も気遣いたい方にお勧めです。
漢方ライフにしていくと、余計なものを摂らなくなっていくので必然的に無添加・オーガニックライフになっていきます。
無理のない範囲で、漢方ライフを始めてみませんか?
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