女性特有の冷え性、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
風邪を引けば内科に行けばいいし、捻挫をしたら整形外科に行けばいい。
でも、冷え性はどこの科に行けばいいのでしょうか?
こんなに辛いのに、特効薬はありません。
西洋医学に頼っている日本人には、行くべき病院がないのです。
それもそのはず、冷え性は西洋医的には「病気」ではないので、専門科がないのです。
では、東洋医学では冷え性はどのように考えられているのでしょうか?
「冷えは万病の元」といわれるように東洋医学では、冷えは病気の原因として重要視しており、漢方を用いて治療が行われます。
ということは、漢方薬局に行けば、漢方薬を処方してくれますが、毎日飲むのはお金もかかるし、病院に行く手間がかかるので、できれば自分の力で簡単に解決したいですよね。
ということで、今回は冷え性にフォーカスしていきます。
なぜ冷え症が起こるの?
東洋医学では、人間の生命活動は、「気・血・水」の活動によって営まれています。
この「気・血・水」のバランスが崩れると、冷え性が起こると考えられています。
冷え性は血が滞ってよどんでしまった「お血」と呼ばれる症状や、そもそも血が足りなかったり、余分な水分が体内にとどまって悪さをしてしまう「水毒」と呼ばれる症状や、エネルギーが不足している場合など、原因はいくつか考えられますが、女性の場合は、「気血不足」の方が多いのではないかと思われます。
「気血不足」とは、言葉通り、「気」と「血」が不足している状態のことを指します。
気というのは身体の働きを担うエネルギーですので、それが不足してしまうと、疲れやすくなったり、体全体の活力が低下してしまいます。
また、血は、たくさんの栄養を含み、全身にその栄養をいきわたらせているのですが、血が不足すると末端まで栄養がいかないので、活力が低下する原因となります。
この「気」と「血」がどちらも不足すると、手足の先が冷たい、顔色が白い、疲れやすい、月経量が少ない、などという症状があらわれます。
女性は生理もありますし、出産時は大量の血液が出ていきますよね。
「気」は「血」とともに流出するので、女性は特に「気血不足」になりやすいと考えられています。
女性は男性に比べて冷えに悩んでいる割合が多いというのも納得できますね。
生薬ご飯、食べてみませんか?
さて、上記のように、女性に冷え性が多いというのは分かったと思います。
解消法でよく言われるのは、湯船に入って体を温める、筋肉をつける、などと言われますが、時間のないママたちには、そんなこと出来ないですよね。
そんな方にお勧めなのが、生薬ご飯です!
‘紅花’というのをご存知ですか?
紅花は、漢方生薬としては「こうか」と読みます。
キク科の植物で、染料や口紅などに用いられ、種からとれる油は、ベニバナ油として食用に使われています。
この紅花を生薬として使う場合は、花弁を使います。
活血・月経を起こさせたり、血のめぐりを良くしてくれる効果が期待できます。
そんなにクセのない味なので、あらゆるお食事に取り入れることができますが、私はこれをご飯に入れて食べるのが好きです。
花自体は赤いのですが、炊き上がりはターメリックライスのようにきれいな黄色になるのです!
分量は、米3合に対して通常通りのお水を入れ、最後に大匙1弱の紅花をいれ、普通に炊きます。
そうすると本当にきれいな色のご飯が炊きあがりますよ!見た目もいいので、食欲もわいてきます!
ただ、血流を良くする作用が強いので、妊娠中のママは、お控えください。
おすすめの紅花
・庄内の恵み屋 完全無農薬 紅花